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夜行日和

短歌まとめ

カチカチのパン

こまかい雪混じりの風が吹いているあの世もこんな寒さだろうか

人間は甘酸っぱくてかなしくて七という字の腸の短さ

あの人がなんでもないと言いながらモーツァルトを聴いてる夕べ

忘れてはいけないぼくはだれからも愛されないし必要でない

水槽のうえにちいさな星がでて食い付いてみたらカチカチのパン

茫茫とちいさきからだちいさきめでまだあのころを漂流す腸(わた)