2016-02-23 カチカチのパン こまかい雪混じりの風が吹いているあの世もこんな寒さだろうか人間は甘酸っぱくてかなしくて七という字の腸の短さあの人がなんでもないと言いながらモーツァルトを聴いてる夕べ忘れてはいけないぼくはだれからも愛されないし必要でない水槽のうえにちいさな星がでて食い付いてみたらカチカチのパン茫茫とちいさきからだちいさきめでまだあのころを漂流す腸(わた)